“Ann Wigmore”
The Food You Eat Can Be The Safest & Most Powerful Form Of Medicine Or The Slowest Form Of Poison
Naturopathic Medicine:
自然療法:
自然療法は、予防医療の大切さに重点を置きながら、根本原因にアプローチし、東洋医学理論、西洋ハーブ、ホメオパシー、栄養学、ライフスタイルカウンセリングなどを利用してその人にとって最適な健康を達成することを目的とする代替療法です。また自然療法施術者は、血液検査、便・尿・唾液を使った検査結果を分析する技術を持ち合わせています。アメリカのカリフォルニアにおいて自然療法を行う施術者は自然医学医師とよばれプライマリ・ケアを行う資格を持った医師の一員です。
以下に述べる 6 つの大原則はアメリカの自然医学医師である私の誓いであり、自然療法のセッションを行う際のベースになるものです。この6つの誓い・原則を知っていただくことによって、自然療法というものがどんなものであるのか理解していただけると思います。
まず害を与えないこと: 自然療法施術者は、クライアントになるべく負担がかからないような施術アプローチを選択していきます。
自然そして自己治癒力を活かす: 自然療法は、クライアントが健康を取り戻すための問題や障害を見つけ出し、自己治癒力を引き出し、それを高め、自然の中にある治癒力を受け取りながら施術していきます。
根本原因を特定して対処する:自然療法施術者は実際に表面に現れている症状を抑えることに焦点をあてるのでなく、クライアントの健康を損なわせている根本原因を探って対処していきます。
全体を捉えて施術する:私達一人ひとりは特別でユニークな存在です。人それぞれ、身体・感情・精神・社会的要因・遺伝子的要因・その人を取り巻く環境要因などが違います。このすべてのレベルをクライアントと一緒に見詰めなおして、どの要因がどんな風に影響を与えているのかを捉えてアプローチしていきます。
教育と学びを大切にする:自然療法施術者はクライアントが自分にあった食事、運動、生活習慣などを取り入れ、自ら自分の健康を維持できるように、その説明や指導に取り組みます。
予防に力を注ぐ:それぞれのクライアントの環境要因や遺伝的要因、リスク要因、かかりやすい病気などを考慮し、病気の予防に力を注いでいきます。
アメリカにおいて免許を持つ自然医学医師になるには、認定を受けた大学院レベルの自然療法医学校に四年間通う必要があります。ここでは最低でも4,100 時間の授業と臨床を完了することが要求されます。
自然医学医師は、西洋医学の医師と同じバイオメディカルの教育を受けます。それに加えて、私達は、鍼治療、臨床栄養学、物理療法、ホメオパシー、植物学(メディカルハーブ)、心理学、カウンセリングなどの代替療法を学びます。
私達はまず2年生を終えた時点で北アメリカ全土共通の基礎科学の試験に合格する必要があります。その試験を合格し、学校を無事卒業するとNPLEXという3日間にかけて行われる最終試験を受け、それに合格することによってはじめて自然医学医師となります。
自然医学医師になった後も2年毎の免許の更新には最低でも60時間以上のセミナーを受けたり、講演を聞いたりして、知識の向上と最新情報の取得が義務ずけられています.