痛みの緩和 と パフォーマンスの向上 を目指して

施術とその手法:

私たちは、クライアントの現状をセッションごとに、適格に理解・分析し、それに基づく最適なテクニックを用いた個別のプランを即時に作成、そして実行するよう努めています。これにより、お客様が予想するよりもはるかに早く、痛みの緩和やパフォーマンスの向上などの健康目標を達成することができると信じています。

ダイナミック・ニューロマスキュラー・アクティベーション (DNA) DNA™ 

アルバート・コルテスが考案した ダイナミック・ニューロマスキュラー・アクティベーション(DNA)は、PNF (固有受容性神経筋促通法) とアクティブリリーステクニック、NMT、受動的または能動的ストレッチで、緊張や痛みを和らげ、弾力性や血流を促進し、筋肉を癒して強化していくものです。

活動的で忙しい彼は、自分のライフスタイルに合う効率的で効果的なダイナミックなトレーニングとストレッチを日夜考え模索していました。また、ダンスの経験があり、幼少期の事故で左目の視力をほとんど失った彼は、それぞれの筋肉に触れることによって、どの筋肉がきちんと機能していないのか、または強化しなければいけないのかなど、触診による正確な分析と理解をする能力を育んできました。これらの経験と実践がDNAテクニックの起源となりました。

DNA は、最大限のトレーニング効果、治癒時間の短縮、脂肪の減少、筋肉の増強を実現するために、各個人に合わせた一連のトレーニング方法とストレッチプログラムなどを提供することができます。また、DNA は、各個人が自分の身体を知り、どんなメンテナンスや調整が必要なのか、どのようにトレーニングの調整が必要なのかを教育・指導することができます。

このようにDNA テクニックで身体の構造を再調整すると、筋肉’や骨も調整された身体の構造をもとに再調整されてきます。もちろんトレーニングとストレッチも、この新しく更新されたバージョンの自分の身体にあわせたアップデートが必要になります。

より科学的な言葉で言えば、目標は、体がコルチゾール「ストレス ホルモン」を生成する量を適量に判断し、筋肉をより効率的に強化し、そしてより迅速な身体の回復させることです。不適切なテクニックや方法でトレーニングを行うと、身体が不必要なストレスを受け、コルチゾールが過剰に分泌され、それが身体の痛みや痛みの長期化につながり、回復を遅延させます。

ニューロ・マスキュラー・セラピー (NMT)

痛みを和らげ、損傷した組織を正常な機能に戻すことを目的とした、高度に専門化されたタイプの筋肉に対処する療法です。特定のターゲットを絞った筋肉の操作、柔軟性ストレッチ、セルフケアを利用して、かなりの筋肉の痛みの原因を取り除くことができる手法と言われています。他のアプローチでは効果がでにくかったものでも、長期的な痛みの緩和をもたらすことが可能です。


NMTは、神経系と筋肉および骨格系のバランスを取ることにより、自然に体を元の位置に戻していきます。姿勢と筋肉のアンバランス、神経の圧迫、虚血(体の一部への血流の低下)、筋肉のトリガーポイントを施術していきます。


2 人のアメリカ人医師、ジャネット・トラベル博士とデビッド・シモンズ博士は、「上半身と下半身の痛みに関するトリガー ポイント マニュアル」というタイトルの 2 巻セットの教科書を出版しました。これらの巻には、ほとんどの体の痛みの原因が筋肉の小さな「こぶ」、つまりトリガー ポイントに関連しているという研究、文書、参考文献が記載されています。その結果、慢性疼痛に関するまったく新しい研究分野が医療、歯科、マッサージ、治療のコミュニティに導入され、NMTという名が付けられました。


ジャネット・トラベル博士は、女性として初めてホワイトハウス付の医師の地位に就き、ジョン・F・ケネディ大統領とリンドン・B・ジョンソン大統領の専属医師となりました。JFK は、大統領の職を辞任することも考えたほどの腰痛に唯一効果的な治療法として、彼女のトリガーポイント/NMTを挙げています。ケネディ大統領はかつて彼女を「医療の天才」と呼びました。トラベル博士は私にとって個人的に大きなインスピレーションであり、彼女の仕事を通じて、NMTセラピストになるための私の教育の旅において、主な指導者の 1 人となりました。

神経筋再教育:NMR

NMRは、専門家が現場で目にする筋肉損傷・怪我の 90% 以上のものに対応して、機能的にヒーリングするための実践的なテクニックまたはアプローチです。

体内のすべての筋肉は滑らかな筋膜鞘に囲まれており、すべての筋束と原線維は 6.45平方センチあたり 907キロを超える圧力をかけることができる筋膜に囲まれています。人は怪我をした時(筋肉、結合組織、筋膜、腱、またはこれらの組み合わせ)、損傷を受けた組織は、その領域を保護するために、炎症を起こし、組織が過形成されたのちに、線維性治癒が起こります。このヒーリングによって、怪我をしたエリアは、弾力性に乏しく、血管数が少ない瘢痕組織を形成することになります。損傷や炎症が発生した場所ではどこでも癒着が発生し、強度と可動域の両方が制限されます。

線維性癒着が起こると、これらの癒着は本来の筋肉とその周囲組織のバランスを崩します。これによって筋腱が伸び始めて、筋肉は関連する領域を守る自己防衛のためにそれ以上伸びないように収縮を起こします。

その結果、関係する筋肉はよわまり、その周辺の関節の可動域が制限されます。癒着は、非常に狭い領域、時には数本の筋繊維だけに影響を与えることもあれば、筋肉群全体に散在するそのような領域が多数存在することもあります。

筋膜リリース療法

筋膜リリース療法は、緊張した制限のかかっている筋膜結合組織に穏やかに持続的な圧力をかけることで痛みを取り除き、動きを回復させる安全で非常に効果的なハンズオン技術です。

この療法は粘性流動と圧電現象に大きく関係しています。ゆっくりと加えられる穏やかな圧力により、かたまって緊張している筋膜が伸び始めるのです。

外傷、炎症反応、または外科手術により筋膜制限が生じます。 痛みを感知することのできる組織上にある筋膜では6.45平方センチあたり約907キロの引張圧力が生じることがあります。ですがこの筋膜制限は不幸にも多くの標準的な検査(X 線、脊髄造影、CAT スキャン、筋電図など)では検出されません。

筋膜リリースを使用することで、クライアント一人ひとりをユニークなケースとして見ることができます。私達のセラピー セッションはハンズオン トリートメントであり、筋膜リリース療法やそのほかの方法を駆使して施術に望みます。私たちは、適切な身体の仕組みと動き、自己メンテナンスの指導、筋力の強化、柔軟性の向上、姿勢と動きの認識に関する教育を通じて、クライアントの皆さんの自立を促進します。

筋膜リリース治療の各セッションは、オイル、クリーム、機械を使用せずに皮膚に直接圧力を加えて行われます。これにより、セラピストは筋膜の制限を正確に検出し、適切な量の持続的な圧力を加えて筋膜のリリースを促進することができます。